村上春樹の「1Q84」が驚異的な売上げとなっていますが、未だ読んでいない私としてはタイトルから話の内容を想像するしかありません。きっと1984年に関係あるのだろうと思い、その年がどんな年だったのか当時の流行語を調べてみました。この年は何と「流行語大賞」の第1回目の年だったようです。
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第1回〔1984(昭和59)年〕
受賞者:ジェーン・コンドン(雑誌『タイム』フリー記者)
超人気番組だったNHKの連続テレビ小説『おしん』に因んだ新語。凄まじい苦労の連続を必死に耐え、それでも明るさを失わず他人に優しい主人公「おしん」の姿は、戦後を働き抜き、豊かさを手に入れた日本人の心情に“良質の日本人”像として共感の嵐を巻き起こした。その状況を、全国民の感情が同一にシンドローム化しているとして、『タイム』誌上で「おしんドローム」と表現。
渡辺和博は著書『金魂巻』で、現代の代表的職業31種に属する人々のライフスタイル、服装、行動などを、金持ちと貧乏人の両極端に分けて解説した。それを、○金(まるきん)、○貧(まるび)とネーミングしたところが秀逸。著書はベストセラーになり、この言葉もマスメディアだけでなく、日常会話の中にも頻繁に出てくる大流行語となった。
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何と、懐かしいNHKドラマ「おしん」に因んだこの言葉が新語大賞でした。しかも受賞者は、アメリカの雑誌記者ということでとても意外でした。この言葉ですが、確かに一時期しか使われない「流行語」の要素を満たしており、今やこの言葉は完全に死語となっています。さすが、流行語大賞の審査員です。
ちなみに、1984年の他の流行語は以下の通りです。当時、流行していて誰もが使っていたわけですから、正確にその時代の雰囲気を演出するのであれば、欠かせない言葉だと思います。
村上春樹の小説にこれらの言葉が使われているかどうか判りません。もし使っていたとしたら、今の若者には難解で意味不明な言葉かもしれません。
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1984 流行語部門・特別賞「千円パック」 受賞者:森永製菓(株)