キマグレ競馬・備忘録

スポーツ観戦、趣味や日々の出来事などの雑記帳的ブログ

Book

本「誰も行かない場所に行く限界旅ギリ生還記」& 今日は広島原爆の日

★「誰も行かない場所に行く限界旅ギリ生還記」 限界旅行者を自認する著者の旅のエピソード集。著者は、12言語を操り82か国を訪問した旅行者で、これまで普通の人が行かないような危険な国々や辺境地域を訪ねてきた。この本で紹介されているのは、イラク、シ…

本「刑務所の読書クラブ」& 大谷投手、緊急降板

文学部の大学教授が、囚人12人のメンバーと10冊の古典文学を読むサークルの話。 教授が提示した本に対して、囚人達がそれを読み、それぞれの視点で感想や意見を出し合うというもの。課題本を読みながら、何故刑務所に入ることになったのか等、彼等のプロフィ…

本「芸術と科学のあいだ」& 今日のドジャース

生物学者・福岡伸一のエッセイ。絵画や工芸品の写真と考察を綴ったもの。著者の文章は読みやすくて分かりやすく、芸術と自身の経験を照らし合わせながら、いろいろな科学的な見方を紹介していて大変面白かった。私自身もこの本で紹介されている建築家ミノル…

本「警察官のこのこ日記」

いつも読んでいる日記シリーズの1つ。著者は元警察官。警察学校での訓練から警察署や交番での業務、刑事の仕事などを紹介する。日々、一般人の生活に接する仕事なので、業務内容はほぼ 困りごとの対処であり、普通の会社員が知らない様々なエピソードが警察…

本「身辺整理」

今年初めに亡くなった経済評論家、森永卓郎さんの半生と病気治療の経緯、余命を意識しながらの身辺整理、終活についてのアドバイス等を綴ったエッセイ。数年前、ライザップでトレーニングしてメタボ体型から筋肉質の体に変わった時、20キロも痩せて素晴らし…

本「のんではいけない」& 今日のドジャース

著者は、フリーライターでライトノベル作家。 酒浸り作家の断酒体験の本。若い頃から酒浸りの生活が続く著者が、都会での飲み方や移住先の山での飲み方、断酒の経緯などを紹介する。著者のお酒に関する様々なエピソードが語られて、とても面白かった。私自身…

本「ズバ抜けて頭がいい人の「本棚」は何が違うのか」& 今日のドジャース

ズバ抜けて頭がいい人は、どんな本棚を持っているのかが知りたくて読んでみた。 結論から言えば、これは知的見栄っ張りのための本棚作りの本。刺激的なタイトルだが、中身は著者の本棚作りのルールやノウハウを伝授したもの。本棚を整理するだけでズバ抜けて…

本「ルポ 京アニ放火殺人事件」& 今日のドジャース

2019年に起きた京都アニメーション放火殺人事件を追ったルポルタージュ。 事件のあらましから犯人の生い立ち、裁判の経緯、被害者の人生、遺族の言葉、識者の見解までの詳細を報告する。この殺人事件は、30人以上が死亡する衝撃的な事件だったので、その日の…

本「スターの臨終」& 今日のドジャース

著者は、朝日新聞芸能担当記者。自身との関わりがあった芸能人約30人の人生と、その最期をエッセイ風にまとめた本。 テレビや映画で一世を風靡したスター達には、視聴者が知らない経歴や出来事があり、その最期も様々だった。人間なので表と裏の顔があるのは…

本「小さなラテン語図鑑」

英語には、ラテン語由来の言葉が多い。そういう単語を取り上げて、起源となったラテン語や関連語を解説した本。 関連するアート作品等を紹介してビジュアルにまとめられていてとても分かりやすく面白かった。例えば、ハリーポッターシリーズに出てくる登場人…

本「中野京子と読み解くフェルメールとオランダ黄金時代」

絵画から見るオランダの歴史と風俗。フェルメール、レンブラント、パルス、ロイスダール、バグハイゼン、ブリューゲルなどの代表的な画家の絵画を取り上げて、オランダの歴史や事件、オランダ人の気質などを学ぶ。 絵画に描かれたものには、画家の意図や象徴…

本「私の実家が売れません! 」

再建築不可物件の実家の処理に苦労した作家のノンフィクション。父の兄弟が築75年の実家を相続したものの、その物件は再建築不可で買い手がつかない物件だった。理由は公道への接続条件をクリアしていないこと。そうなると不動産売買の様々な障害が発生する…

本「新しい、美しい日本の図書館」

全国の図書館の中から、2000年以降に建てられた魅力的な図書館を紹介した写真集。時々、テレビ等で新しい図書館が紹介されることがあっても「図書館は見掛けより中身が大事」と思っている私は、建物の雰囲気などあまり気にしたことが無かった。でもこの本で…

本「介護ヘルパーごたごた日記」

著者は訪問介護ヘルパー。 重度の障害を持つ息子を持ちながら、認知症の老人介護に奔走する。訪問介護のルール、派遣元の会社の人間関係、認知症老人との付き合い方や業務にまつわるエピソードなど、介護のあるある話が紹介されていて大変面白かった。著者は…

本「消費者金融ずるずる日記」

著者は、学生時代から水商売のバイトを続けてきたが、30歳でこの世界に転職する。消費者金融の位置付けと業務内容、社内の人間関係、客とのエピソード等を明るくジョークを交えながら紹介する。これまでこのシリーズ本を色々読んできたが、これが一番面白か…

本「100冊で耕す<自由に、なる>ための読書術」

読書術、読書論を紹介したエッセイ。 長年の読書経験から様々なノウハウやお気に入りの文章や本を取り上げ、本との向き合い方、読み方を指南する。元新聞記者である著者は、日本~海外、現場からデスクまで幅広くジャーナリズムに携わる。その根底にあるのが…

本「読む力大全」

ネットや本など、メディアに限らず「文章を読むこと」に焦点を当てたノウハウ本。著者はジャーナリスト。著者の今までの経験や、現在使っているツールやソフトなどを紹介しながら、「文章を読む」テクニックを伝授する。実践的で大変読みやすく面白い本だっ…

本「大谷翔平ロングインタビュー」

大谷選手が大リーグへの挑戦を開始した2018年から昨年2023年まで、各年のインタビューをまとめたもの。一冊の本として通読してみると、彼自身の考え方や行動、気持ちの変化がよくわかる。一貫しているのは、常に前向きで緻密に考えて行動していること。変化…

本「不安なモンロー 捨てられないウォーホル」

過去の偉人たちの精神病の話。 取り上げた有名人は、モンロー、ウォーホル、ダーウィン、ダイアナ妃、アインシュタイン、ドストエフスキーなど、12人の有名人について現代の視点で精神病を診断する。面白かったのは、ウォーホルの溜め込み病 。 子供の頃、不…

本「ある行旅死亡人の物語」

行旅死亡人とは、旅行などで行き倒れになり身元不明で死亡した人を指す法律用語。 こういう言葉があるということを、この本で初めて知った。大阪で亡くなった高齢の女性は、3000万円の大金を自宅に持ちながら近所付き合いもなく、アパートの契約も不自然で全…

本「白バイ隊員 交通取り締まり とほほ日記」

著者は、元白バイ隊員。警察組織の仕組みから白バイ隊員になるまで、日常の仕事や仲間とのエピソードなど、著者の経験を詳細に紹介した本。白バイ隊員の内情を知ると軍隊のようであり、公務員のようであり、会社員のようでもある。日常業務は交通違反の反則…

本「スペース・コロニー 宇宙で暮らす方法」

元宇宙飛行士、向井千秋さん監修のスペースコロニーの本。スペースコロニーとは、地球上での人口増加や地球環境の変化などに対応するため、移住先として構築が検討されている宇宙空間の施設のこと。将来、宇宙に住むためには、どのような課題があるのかを、I…

本「アンチ整理術」

整理整頓の効用について、否定的立場から考察した本。一般論として、整理整頓すれば仕事の効率が上がり、新しい発想が生まれると言うけれど、著者はそういう意見には否定的。整理が必要なのは精神的な効果を求めるからであり、作業効率とはあまり関係ないら…

本「蔵書一代」

文筆家の著者が、これまでに集めた蔵書について処分することになり、蔵書に関する考察やエピソードを綴ったエッセイ。世の中には、様々な本を集める蔵書家と呼ばれる人達がいる。主に知識人が研究や著述のために本を資料として集めたり、一般人が趣味として…

本「スマホが神になる  宗教を圧倒する「情報革命」の力」

宗教学者によるスマホ社会の考察本。スマホはイスラム教との相性が良いらしい。メッカの方向や祈りの時間など必要な情報が簡単に手に入る。意外な感じもするが、イスラム教で大切なのは型を実践することであり、他の宗教のように忠誠心は必要ないという事は…

本「小説家という職業」、今日のMLB

森博嗣さんのエッセイをよく読んでいるが、これもそのひとつ。小説家は元手がかからない職業で、彼もアルバイトとして小説を書き始める。ミリオンセラーを出すとか、有名になるなど余計なことを考えずに書くことが大切であり、長く小さいヒットを狙って書く…

本「世界の美しい博物館」

世界中の博物館でアート性が高い建物を集めた写真集。収録された建物はどれも美しい。見ているだけで楽しくなる。 この本で紹介されている博物館の中で行ったことがあるのは、日本の国立博物館、科学未来館、イギリスの大英博物館、アメリカ自然史博物館くら…

本「Think right」

副題は、「誤った先入観を捨て、よりよい選択をするための思考法」。心理学のルールをまとめたノウハウ本で、この本の内容の半分くらいは、他の心理学本やテレビの情報番組等で断片的に知っていた。著者の失敗経験も含め様々な事例を挙げながら、簡潔にルー…

本「東大教授 若年性アルツハイマーになる」

東大教授で脳外科医の若井普氏の妻による手記。若井教授は有名な脳外科医だったが、50歳代で若年性アルツハイマーを発症し早期退職する。その後、自らの病気を公表し、講演活動を行うが徐々に病気が進行して寝たきりになってしまう。この本は長年、彼の様子…

本「セカンドキャリア」

引退した競走馬とそれに携わる人たちの活動を追ったノンフィクション。著者は動物愛護関連の著書がある作家で、競馬ファンではないが、引退した競走馬の共同オーナーになったことをきっかけに、競走馬のその後について調べるようになる。競馬業界の引退馬の…