昨日のJCは、やや後味の悪いレースになってしまいました。
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競馬の国際GIレース、第30回ジャパンカップは28日、東京競馬場の芝2400メートルに国内外から18頭が出走して行われ、武豊騎手が騎乗した4番人気のローズキングダムが2分25秒2で初制覇し、賞金2億5000万円を獲得した。中央競馬GI2勝目。1番人気のブエナビスタは1着でゴールしたが、進路妨害で2着に降着。3着はヴィクトワールピサ。橋口弘次郎調教師はジャパンカップ初勝利、武騎手は同3勝目で、23年連続の中央GI勝利をマーク。ローズキングダムは、最後の直線でブエナビスタに進路をふさがれながら粘って2着で入線した。
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レースは、末脚に勝るブエナビスタの順当勝ちのように見えましたが、後から公開されたパトロールビデオを見ると、明らかに斜行していたようです。スミヨン騎手の騎乗も欧州流の激しい競馬では、ペナルティを受けることは無かったと思います。しかし、日本のルールでは問題有りという裁定になってしまいました。おそらく真直ぐ走らせていれば、難なく勝てたと思いますが、圧倒的な人気を背負った気負いと、より良い位置取りに拘り過ぎたことが斜行に繋がったのかもしれません。今までのブエナビスタのレースを見ていると、あまりに末脚が強力なので、騎手がそれを過信し過ぎる傾向があるように思います。後ろから来る馬に気が付かずに差されたり、抜いた後に他の馬の進路妨害とされたり、脚を溜めすぎて追い出しが遅れる等、騎手の油断で負けるケースが多い感じです。素人には判りませんが、騎手にとっては意外と難しい馬なのかもしれません。年末の有馬記念では、フェアなレースを見せてもらいたいです。