スポニチの記事にルージュバックの調教師のコメントが出てました。
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レース後、ジッと検量室でVTRに見入っていた大竹師は「分からない」と第一声。「距離なのか、馬場なのか、ペースなのか。言い訳をすれば、いろいろと出てくるが…。この人気で非常に申し訳ないと思う。馬体重(マイナス6キロ)も許容範囲。正直、力を出しているのか、出していないのかすら分からない」と何度も首をひねった。「次走は馬の様子を見てから考える」と話すと、ガックリと肩を落として競馬場を後にした。
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当事者でも判らない人気馬の負け方だったようです。でもこれがレースです。おそらく単独で走れば、素晴らしいタイムを出せる能力のある馬だと思いますが、レースには相手があり、駆け引きがあり、レース中の有利不利があります。距離も馬場も体重もベストの条件であっても、相手の出方によっては勝てないこともあると思います。確かに人気を背負ってプレッシャーがあったかもしれないけれど、相手も勝ちに来ているのだから、負けて申し訳なく思うことは無いと思う。だいたい走るのは馬であって、人間ではない。人気は、調教師や騎手が決めるものではなく、買う側の勝手なのだから責任を感じる必要はないと思う。次に向けて不調の原因を探り、馬の体調を整えることに集中して欲しいと思いました。
でも馬券を買う方として感じたのは、過去の成績の比較よりも、その日のコンディションの見極めが大事という事。最近の競馬は、馬の実力差が無くなっており、馬場の条件や展開次第で結果が大きく変わる。そう考えると、予想する方も過去のデータによる決め打ちではなく、堅めの予想と波乱の予想を組み合わせるような馬券を考えなくてはいけない。今回の桜花賞の結果を見ると、競馬関係者よりも競馬ファンの悩みのほうが大きいような気がする。