エイシンヒカリの挑戦は、残念な結果に終わりました。
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エイシンヒカリ最下位6着/プリンスオブウェールズS by日刊スポーツ
<プリンスオブウェールズS>◇15日=英アスコット◇G1◇芝2000メートル
◇4歳上◇出走6頭◇1着賞金42万5325ポンド(約6760万円)
世界ランク1位のエイシンヒカリ(牡5、坂口)は人気にこたえられず直線で失速し、最下位6着に終わった。地元の英国馬マイドリームボート(牡4)が勝利した。2着にファウンド(牝4、アイルランド)、3着にウエスタンヒム(せん5、英国)。好スタートからハナに立ったが、直線で前走の仏イスパーン賞で見せた伸びが見られない。雨で重く渋った馬場の影響か、後続にのみ込まれていった。昨年末の香港C、今年5月の仏イスパーン賞に続く海外G1・3連勝はならなかった。日本馬最多タイとなる海外G1・3勝目は次走以降に持ち越しとなった。
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レースの模様は、You Tubeで見ました。記事にあるように、エイシンヒカリは、長い登り坂と馬場の影響からか、前走と違ってスタートから何となく重たい走りに見えました。人気を背負ってマークされて、前に出ても他の馬を引き離す勢いも無かったのですが、直線を向けば、力強く伸びていくと期待してました。でも結果は逆にズルズルと失速して最下位になってしまいました。期待していただけに、とても残念でした。
アスコット競馬場は、これまでのコースよりもはるかにタフで、前半の走りでスタミナを奪われたのが敗因のように思います。コースの状態が割と均一に保たれている日本の競馬と違って、展開が読めない小頭数のレース、重さが極端に変わる芝の状態、高低差が激しいコースの起伏、レイアウトなどが特異な感じで、欧州の競馬は難しいという印象を受けた今回のレースでした。だいたい前走で15馬身以上も離されて大敗した馬が勝って、前走で10馬身以上の差をつけて勝った馬が、次走で最下位に沈むなんて、日本の競馬ではあり得ないことですから。
ちなみにアスコット競馬場は、25年ほど前に初めて行った競馬場なので想い入れがあります。ここでエイシンヒカリが勝つ姿を見てみたかった。